ソースが第一、往復で情報を落とさない
エディタのバッファには、ディスク上の Markdown がそのまま入っています。独自の中間モデルはありません。開いて保存すればバイト単位で元のまま —— 文字コードも改行コードも、* と _ のどちらを使ったかも保たれます。
オープンソースの WYSIWYG Markdown エディタ。分割ビューもプレビューペインもなく、編集領域はひとつだけです。



これらのスクリーンショットはモックではなく、スクリプトが実際のアプリを 起動して撮ったものです(pnpm screenshots)。表の列幅も数式の組版も、下にある図も、 すべて製品自身が計算した結果です。
これがこのエディタの中核であり、「左にソース・右にプレビュー」との決定的な違いです。 普段は組版された文字が見えていて、カーソルを入れるとその要素の Markdown 記法だけが その場に現れ、編集できるようになります。モードの切り替えも、2 つ目のペインもありません。

カーソルが外 —— 見た目だけ

カーソルが中 —— ** が現れる
コードブロックは言語ごとにハイライトされ、本文と一緒に折り返されることはありません。 数式は KaTeX、```mermaid フェンスはそのまま図になります。すべて遅延読み込みなので、 これらを使わない文書が起動時にコストを払うことはありません。

使えますが、正式リリースはまだです。 バージョンは 0.1.0。直近の作業区切り (マイルストーン「M4.5」)が完了したところです。
GFM(表・タスクリスト・打ち消し線・脚注)、数式、Mermaid 図、アウトラインパネル、 コマンドパレット、クラッシュ復旧、6 種類のテーマ、HTML / PDF 書き出し、リッチテキストとして コピー、HTML を貼り付けて Markdown に変換、表の編集、ファイルツリー、タブ、セッション復元、 設定パネル、インライン HTML の描画、ショートカットのカスタマイズ、フォーカスモード、 タイプライターモード、3 言語の UI(中国語 / 英語 / 日本語)—— ここまでは動きます。
まだないもの:プラグイン機構、ファイル横断の検索、ユーザーテーマディレクトリと ホットリロード、ブロックレベル HTML の描画(これはあえて実装しない判断です。 理由はロードマップに)、表の列幅のドラッグ、PDF のヘッダー / フッターと目次のページ番号、 ファイルツリーからの名前変更 / 新規作成 / 削除、Pandoc 経由の書き出し(DOCX / ePub)。
各マイルストーンの末尾には「計画と実際に何が違ったか」を必ず書いています。 何を削ったか、なぜ削ったかを一つずつ残したその一覧は、隠すべき恥ではなくプロジェクトの一部です。
タグ付きリリースはまだありませんが、main へのプッシュごとに 3 プラットフォーム分の インストーラが Actions に生成されます。
⚠️ これらのビルドは署名されていません。 macOS は初回起動を拒否します(右クリック → 「開く」、または「システム設定 → プライバシーとセキュリティ」から許可)。Windows では SmartScreen が警告します。アプリの問題ではなく、署名証明書をまだ用意していないだけです。
ソースから動かすほうが簡単です。
pnpm install
pnpm dev設計ドキュメントは中国語で書かれており、翻訳していません。 これは未完成なのではなく、 意図的な判断です。設計ドキュメントは 9 本と ADR 5 本あり、しかも開発の進行に合わせて 変わり続けます。動き続ける文書を翻訳するコストは「1 回の翻訳」ではなく「改訂のたびに 言語の数だけ翻訳」であり、それは払い続けられません。
とはいえ機械翻訳してでも読む価値はあります。機能の一覧ではなく、取捨選択と失敗の 記録だからです。
同種の体験を提供する商用製品として Typora があります。本プロジェクトは 独立した実装であり、コード・素材・UI リソースを一切流用していません。借りているのは 「継ぎ目のないライブプレビュー」という操作のあり方だけです。両者に資本・組織上の関係は ありません。